マヤ文明的には、明日生き残っていれば笑い話。

ドキュメンタリー映画 『マヤ ― 天の心、地の心 ―』を観ました。吾郷集落での上映会という変わったところで(^_^;)
仕事帰りすぐ夕食も採らずに出かけたので、映画の終盤では空腹と眠気でかなりきつかったですが。


映画の内容は、どこかのSF大作とかじゃ全然なくて、メキシコ・グアテマラのマヤ民族の血を引く先住民族が今も虐げ続けられてるのを描いたドキュメント。金鉱山開発・侵略戦争・森林開発・遺伝子組み換え作物…そういったモノに翻弄される彼らの姿を、マヤの信仰や自然の姿を絡めながら映し出すという作品です。

私が見た限り、主人公というべきマヤ民族の末裔達が現代社会を完全否定してたりとか、積極的に世界を滅ぼそうと活動してるとか…明日間違いなく世界が滅亡するという事象は何も無いんですよね。昔が良かったと現代文明を捨てて当時のような生活をしてる風なヒトも居ましたけど…

感想としては、西洋人が今も先住民を経済の名の元に、理不尽に踏みにじり続けている現実を変えるとしたら、何が私(=日本の一般市民)に出来るのかな、という事を考えさせられた。。。ってところですか。

映画HPには「グローバリゼーションに翻弄」とありますが、グローバリゼーションによって翻弄されているのは主人公らマヤ民族先住民…で、翻弄しているのは西洋人…だけな訳が有る筈が無い。かなりの割合で日本人も翻弄している側に含まれます。ちょっと考えれば判る事。

そりゃねぇ、金は電子基板の重要な材料の一つなんだから、テレビ携帯PCなどの電化製品や自動車に必要不可欠な訳…金鉱山の開発が不要になれば鉱山の害毒に苦しむ主人公達を助けられます。で、その為には日本の主幹産業である電子機器や自動車が作れなくなりますよ~…仮に日本が生産を全部止めちゃいましょうか、そしたら隣国や他の産業国が日本の代替わりをするだけで、苦しむ主人公達は救われないでしょう。

森林開発については、中南米産の木材が輸入されているかどうかはちょっと判らないのですが、日本が外国材を使わないような政策を政府がやろうとしても、それで儲けてる商社や建築業界は損するようになるので猛反発するでしょう。我が身を痛くなるほど削ってまで誰かを助けようという聖人君子は現実になかなか居ません。。。


世界の経済が相互補完で成り立っているからには、というか貨幣経済である限り、どうしても貧富の差は出来ます。格差社会で優位に立つと、それを覆されないために人間は群れて差別を強要し出すイキモノなんですよね…

差別ってのは、集団で群れて同じような思想を持たないと成立しない。
…考えてみて下さい、ある人が「こいつは嫌い、あいつは大好き」って暴力を振るったとしても、逆の考えのヒトが一人味方にに付けばイーブンになります。

ところが、例えばいじめの問題にしてみれば、学校という閉鎖的な世界の中で、多数決で否定的・排他的に扱われるのがいじめです。人間群れると個人の責任感が薄れて道徳心が欠如し、罪悪感がより重度な行動に走らされたりもします。罪を償う事無く問題を解決しようとしたら、極端には対象を打ち滅ぼしてしまえ…って事にもなりかねません。


う~なんだかなぁ思考がすごく危険な方向に向かってる気がしてならない…
映画の感想を書いてたはずなんだが(-_-;)

日本人に出来そうな対応策はねぇ…そうだな、金を使わなくても良くなる新たな素材を開発するとか、採掘に使われる有害製剤の代替えとなる製剤を開発するとか、木材の輸入を完全に止めるとか(自分で否定してたのに敢えて書いてみる)、キリスト教の十字軍的な考えは危険なので日本仏教を世界中に広める…う~ん絵に描いた餅だと自分でも判ってるんだけど…悩ましい問題ですねぇ本当に…(-_-)zzz
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by mah_dl650 | 2012-12-20 23:23 | 日記 | Comments(0)


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