間伐でもっぱらチェーンソーを使用していますが、手入れ・使用方法の良し悪しで切れ味がまるで変わってきます。
チェーンソーというのは、手ノコのようにギザギザな刃で切りつけて木を切るのではなくて、小さなカンナの集まりで一定の幅で木を削っていく道具です。従って、切った後のオガクズを見ると良く切れるときはカンナ屑のように薄くて細長いものになり、切れなくなっていくと細かいカスのようになっていきます。一つの刃(カンナの集合体とでも言いましょうか)が幅5mm長さ20mm程度で、それが数十個集まってチェーンソーのチェーンになっています。 そんな刃ですから、一般的に木を切るために使用するチェーンはそんなに頑丈ではありません。特にありがちなのは間違えたり隠れていたり木に埋まった石ころ・岩を切りつけてしまい刃がボロボロになってしまう事。切りつけると火花が飛びちり、刃がボロボロになって本当に切れなくなります。刃が無くなってしまう訳ではないので体重を掛けたりして押し付ければ根性で切れなくも無いですが力が必要なうえチェーンソー本体や自分の身体には過負荷なので疲労も手間も倍増し詰まらない怪我や病気(振動障害など)の元になります。 ですので石を切り付けないように注意を払って作業をするのですが、たった2ヶ月弱しか作業経験の無い私が注意するにも限界があるもので、谷の方の岩場で石・岩がゴロゴロしている今日のような現場では石を切りつけてしまうのでして…切れなくなった刃でも、ヤスリで砥いでやれば切れ味が大分回復しますので石を切って切れ味が悪くなったのが判れば作業を止めて山肌の比較的平坦なところを探し、一生懸命ヤスリがけ。。。それでも完全に回復するわけでも無し、ましてや場数の少ない私が懸命に砥いでも目立てが甘いと切れ味が殆ど戻らなかったりして、すぐに現場復帰したいのにどんどん時間が過ぎ疲労も溜まり…なんて事になります。 ちなみに、今使っているチェーンは丁寧に手入れしつつ使い続けても1ヶ月程度使用すると『めげる』(ここいらの方言で「駄目になる・壊れる」の意味)のだそうで。1本が約4,000円、こういった機材の維持費・管理費は燃料も含めて全て個人負担になっていますので…上手な道具の使い方をどんどんマスターしていかないと無駄な経費がどんどん掛かってしまうのですねぇ。。。でも、上手に道具を使えるようになり作業効率が上がれば、今度は燃料はドンドン減るし道具の耐久性も落ちる訳でして…経費の面だけを考えれば上手くなるに越したことは無いが仕事はそれなりに無理のないペースで行うのが正しいのかもしれませんね^^;
by mah_dl650
| 2005-05-23 21:24
| 林業/造園
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