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キハダの皮を剥ぐ

土曜日にキハダという木の皮を剥ぎに行きました。キハダの幹と樹皮の間にある黄色の皮の層が漢方薬に使われている(しゃぶると苦味が口に広がります)らしく、一定量を集めて売り小遣い稼ぎをするという話。とはいえそこかしこに沢山生えているような木では無いとのこと。なので、あちこちの除伐・間伐の現場の中で目ぼしいキハダを見つけておいて、初夏の時期になり皮が剥げる様になったら切り倒すなり立ち木のままなりで皮を剥ぐという訳です。
皮を剥いだキハダは当然枯れます。よって何処のキハダでも構わないという訳にはいかず、スギ・ヒノキ以外の立ち木を取り除く除伐・間伐現場のキハダを切り倒さずに、時期が来たらまた来て皮剥ぎするって寸法です。
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おおよそ径15~20センチの幹から80センチ程度の高さに剥いだ皮。
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皮の表面を拡大。厚さは5~10ミリ程度。

こうして大小2本のキハダから、40~50枚程の皮を剥いで数日乾かし、箱詰めして売るとのこと。今年は空梅雨の時期が長かったこともあり、樹皮を剥ぐのにナタ・カマを使って地道に削っていくという作業を延々としなければならず一定量を集めるのに普段の仕事と同じだけの時間が掛かってしまいました。去年は樹皮に水分が蓄えられており、黄色の皮の層を幹から剥がすと外側の樹皮が手で軽々と剥けたのでこの日の半分以下の時間で終わったそうです。
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去年はそうして通常の日当より稼ぐことが出来たので今年もやったとの事なのですが、今年は下手すると日当よりも稼げないかもしれないって班長は言っていました…まあお金が貰えないよりはずっとマシですが、休めるときに身体を休めないとどんどん辛くなるだけにこのアルバイトが吉と出るか凶と出るか、果たして^^;
by mah_dl650 | 2005-07-24 21:41 | 林業/造園


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